
遺族年金を請求する方法
2019-12-11
一家の働き手が亡くなったとき、遺族の生活は苦しくなります。このようなときに、遺族の生活の支えになるのが「遺族年金」です。
遺族年金には、遺族基礎年金と遺族厚生年金があります。この記事では、それぞれの遺族年金を請求する方法について解説します。
遺族年金を請求する方法
遺族年金を受給するためには、必要書類を準備したうえで、所定の場所に請求手続きをします。
遺族基礎年金の場合
請求時に必要な書類
遺族基礎年金を請求する場合、次の書類一式を準備したうえで、請求を行います。
<遺族基礎年金の請求時に必要な書類>
- 年金請求書(国民年金遺族基礎年金)
- 年金手帳
- 戸籍謄本
- 世帯全員の住民票(写し) ※1
- 亡くなった方の住民票の除票 ※1
- 請求者の収入が確認できるもの(所得証明書、課税証明書など) ※1
- 子の収入が確認できるもの ※1
- 死亡診断書のコピーまたは死亡届の記載事項証明書
- 請求者名義の預金通帳
- 印鑑
※1…表記のものは、マイナンバー記入により添付の省略が可能です。
上記以外にも、状況によって必要な書類があります。
請求先
遺族基礎年金の請求先は、亡くなった人の住所地の市区町村役場です。
遺族厚生年金の場合
請求時に必要な書類
遺族基礎年金を請求する場合、次の書類一式を準備したうえで請求を行います。
<遺族基礎年金の請求時に必要な書類>
- 年金請求書(国民年金・厚生年金保険遺族給付)
- 年金手帳
- 戸籍謄本
- 世帯全員の住民票(写し) ※1
- 亡くなった方の住民票の除票 ※1
- 請求者の収入が確認できるもの(所得証明書、課税証明書など) ※1
- 子の収入が確認できるもの ※1
- 死亡診断書のコピーまたは死亡届の記載事項証明書
- 請求者名義の預金通帳
- 印鑑
※1…表記のものは、マイナンバー記入により添付の省略が可能です。
上記以外にも、状況によって必要な書類があります。
請求先
遺族厚生年金の請求先は、年金事務所または年金相談センターです。
請求手続きのポイント
遺族年金を請求する場合は、亡くなった人の年金加入状況によって請求先も異なります。
必要書類等も含めて、ねんきんダイヤル(0570-05-1165)に事前に問い合わせるか、年金事務所または年金相談センターで相談するようにしましょう。
年金請求書の様式は、日本年金機構ホームページからダウンロードするか、ねんきんダイヤルに連絡して取り寄せることができます。
なお、亡くなった人の未支給年金を受け取るためには、請求者が、亡くなった人と「生計を同じくしていた」ことが条件です。マイナンバーを利用することにより、住民票等の添付を省略できる場合があります。